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外科

胃がん治療の最前線

平木修一

医療法人 社団美心会 黒沢病院 外科部長

年代とともにピロリ菌感染者数は減少し、今後、胃がんに罹患する数は少なくなるものと見積もられています。しかしながら、我が国のがん統計をみると、2017年のがん死亡数は肺がん、大腸がんについで胃がんは3位であり、決して珍しいがんとは言えません。ピロリ菌の除菌治療や検診の普及、近年の医学進歩によって、胃癌の治療はより早期に発見し治療することによって決して治せない癌ではなくなってきました。今回は、胃癌の疫学、検査や診断、様々な治療法など、特に腹腔鏡下手術などの外科治療を中心に皆様にできるだけわかりやすくお話ししたいと思います。

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