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内科

美心公開講座

心不全と脳梗塞を予防するために知っておくべき心房細動

小路祥紘
医療法人 社団美心会 黒沢病院 救急部長

 心房細動は重篤な脳梗塞の原因となりますが、発作性であったり無症候性であったりする場合に診断が遅れることがあります。心不全や脳梗塞を発症してから心房細動と診断され、「あの時に気が付いていたら早く病院を受診していたのに」「後遺症を残さにすんだのに」と悔やまれる患者さんやそのご家族にお会いしてきました。脳梗塞は迅速な対応により劇的に改善するケースもありますが、残念ながら何らかの後遺症を残すことが多いのが現状です。また、頻脈性の心房細動が原因となる頻脈誘発性心筋症は重篤な心不全に発展し致死的になるケースもあります。「救急車を呼ばずにすむように」お伝えしたいことを簡潔にまとめて解説いたします。

講演会場D

意識消失発作の診断と治療

小路祥紘
医療法人 社団美心会 黒沢病院 救急部長

 一生のうち半数近くの人が一度は失神を経験するとされ、当院にも多くの意識消失発作の患者さんが搬送されます。頻度が多い反射性の失神である神経調節性失神の他に、不整脈や弁膜症によるリスクの高い心原性失神、脱水や貧血や薬剤による起立性低血圧、てんかん発作など、意識消失をきたす原因は様々です。意識消失発作を専門とする医師は少なく、神経内科や循環器内科や脳神経外科など様々な分野に振り分けられることが多く、診断に至らないこともあります。今回、循環器疾患と脳卒中に携わってきた医師として、多角的な視点から意識消失発作の診断と治療に関して解説させていただきます。

講演会場D​ 診察室16番 10:00~14:00

無料超音波

矢島 義昭
医療法人 社団美心会 黒沢病院 高崎健康管理センター センター長

脂肪肝は超音波検査で診断されますが、“肝腎コントラスト”という特徴的な所見が基準となります。これは、当健診センター長矢島医師が東北大学在学中に世界に先駆けて発表したもので、現在では医師国家試験にも出題されます。また、当院に在職してからは消化器領域のみならず、婦人科、泌尿器科領域でもスクリーニングする画期的な“αスキャン”を提唱して、当院の健診では実際に行われています。本日は、矢島医師自らこのαスキャンで腹部全体を走査します。

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