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​婦人科

婦人科の病気と経腟エコーについて(子宮体がん 、卵巣がんを中心に) 

酒井英明

医療法人 社団美心会 黒沢病院 婦人科部長

婦人科の病気で がんは、子宮がん(子宮頸部にできる子宮頸がん、子宮体部にできる子宮体がん)と、卵巣がんがあります。

かつて(40年前)は7割を占めた子宮頚がんは最近では27%に減っています。その代わり子宮体がんが大幅に増加し、子宮頚がんを追い越して婦人科がんの4割を占めています。卵巣がんも増加傾向にあり、子宮頚がんより多く32%です。このようになった原因としては、日本の衛生環境の改善、生活様式の欧米化などがあげられます。

2022年4月より当院人間ドック、婦人科検診で経腟エコー検査を導入しました。

触診(内診)だけでは、子宮体がん、卵巣がんなどの病気を発見することはかなり難しいといえます。しかし経腟エコー検査を併用し、直接子宮内膜や左右卵巣をチェックすることで、子宮体がん、卵巣がんの早期発見が可能になります。 

今回はそのような内容をお話しします。

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